日本の絶景<冬編> 冬の北海道で見ておきたいおすすめの絶景 - グッとくる世界の絶景

2014年12月04日

日本の絶景<冬編> 冬の北海道で見ておきたいおすすめの絶景


日本には四季折々の絶景がたくさんあります。グローバル時代においては世界に目を広げることも大事ですが、そんな時代こそ自分の住む国のことをもっとよく知り、もっと好きになってもよいのではないでしょうか。底知れない日本の魅力をもう存分に楽しまれたでしょうか。四季の美しい日本の秘めたる魅力を代表して冬の北海道の絶景を一挙紹介します。

■日本の冬の絶景 北海道のオオハクチョウの群れ


オオハクチョウは、越冬のために日本に飛来し、北海道や東北地方、新潟県、茨城県などの湖沼や河川、海岸で過ごします。オオハクチョウは、翼を広げると2メートル以上もあります。体が重いので、飛び立つ際は助走ダッシュ(走り出すさま)をつけて飛び立ちます。

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●渡り鳥オオハクチョウ
オオハクチョウは、普段はユーラシア大陸の針葉樹林帯(タイガ)で過ごしていますが、越冬のために約3千q飛んで日本へ南下してきます。その移動ルートは、オホーツク海側・太平洋側が中心で、そのため北海道の道東が渡りの中継地や越冬地となっています。

●オオハクチョウが見られる場所
北海道の中でも厚岸湖(あっけしこ)は国内最大級のオオハクチョウ越冬地です。12月中旬には5,000〜6,000羽が飛来します。ここからさらに南下していくものも立ち寄ります。その年の冬期の気候にもよりますが、1月〜2月は2,000〜3,000羽が湖内で越冬します。3月下旬には南からシベリア方面への北上組が徐々に加わり、4月にはほとんどのオオハクチョウがシベリア方面へ帰っていきます。



●厚岸水鳥観察館
厚岸水鳥観察館(北海道厚岸郡厚岸町サンヌシ66番地)が、1993年にラムサール登録湿地に認定された厚岸湖・別寒辺牛湿原(あっけしこ・べかんべうししつげん)の最新情報を提供しています。2階は観察コーナーになっていて、別寒辺牛川河口付近の雄大な湿原の景観を間近に見ることができ、湿原で営巣するタンチョウや多くの渡り鳥の姿を観察することができます。
◇入館料無料
◇開館時刻 通年8:45〜17:00
◇休館日 月曜日(祝祭日と重なる場合は開館、翌日火曜日が休館)、祝祭日の翌日・年末年始


■日本の冬の絶景 北海道のゴマフアザラシ


北海道に冬の訪れを告げるふっくらとした姿が愛おしい動物がいます。写真は、北海道知床半島の羅臼町で小さな浮氷の上で休んでいるゴマフアザラシです。思わずにやけてしまいそうな絶景です。

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●ゴマフアザラシ
ゴマフアザラシは、日本の水族館や動物園で最も多く飼育されているアザラシです。アザラシといえば、2002年に多摩川に現れたタマちゃんが人気者になりました。タマちゃんは、オスのアゴヒゲアザラシでした。2011年に埼玉県志木市の荒川に出没したアザラシは、志木あらちゃんと名づけられました。このアザラシは、ゴマフアザラシだったといわれています。

●ゴマフアザラシが見られる場所
稚内市の抜海港には、11月〜4月まで多いときで400頭ほどのゴマフアザラシがが越冬のためにやってきます。11月からGW頃までは「アザラシ観察所」が開設され、暖を取りながら観察カメラでアザラシの観察ができます。自然界で生きるありのままの姿を見たいものです。防波堤のテトラポットの上にのんびりと寝転がる姿や海面からひょこっと顔を出す姿、笑っているかのような表情は、心をなごませてくれることでしょう。
抜海港 ゴマフアザラシの越冬(抜海漁港「ゴマフアザラシ観察所」−稚内市




■日本の冬の絶景 北海道の流氷


1月下旬頃、流氷はその白く神秘的な姿をオホーツク沿岸に見せます。流氷と言えば砕氷船からの観察が人気で、網走から出港する「おーろら号」と紋別から出る「ガリンコ号U」がありますが、氷の下はどうなっているのでしょうか。写真は、北海道知床半島沖を覆う流氷の下に広がる絶景です。

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●流氷のシーズン
北海道沿岸の流氷は、サハリン北東部の海で生まれた流氷です。1月下旬には北海道沖の海も海水が凍る温度−1.8℃まで冷えて凍り始めます。私たちが沿岸で目にする流氷は、サハリン北東部から北海道に流れ着いたロシア産氷と北海道沖の国産氷が交じり合ったものです。オホーツク海の氷が最も厚くなるのは、成長が止まる3月中頃で、オホーツク海の北部で厚さ約1m、北海道付近では40〜50cmです。



●将来、流氷が見られなくなる?
近年、氷の厚さはもとより、オホーツク海の流氷勢力分布が縮小され、気温上昇と相まって接岸や結氷状態が弱まってきています。知床半島沖でも10年以上前は1年のうち平均90日間も氷に閉ざされていましたが、最近は日数がかなり減っています。

●流氷ダイビング
流氷の下に広がる神秘的な世界を体験できるアクティビティといえば、流氷ダイビングです。外気温−15℃、水温−2℃という条件下のダイビングはクレイジーと思われるかもしれませんが、潜る価値は十分あります。氷を通して海中に差し込む光のコントラストや氷の妖精クリオネなど、そこは神秘に満ち溢れた世界が広がっています。

流氷ダイビングは、知床や網走のダイビングサービスで体験することができます。砕氷船、流氷ダイビングの他にも知床斜里駅と網走駅間を走る流氷ノロッコ号、ヘリや気球で空から流氷を見るツアーや流氷ウォークなどあり、流氷シーズンを通じて様々な楽しみ方ができます。


■日本の冬の絶景 北海道のタンチョウ


ツルは、日本では幸福を運んでくる縁起の良い鳥とされています。日本でツルといえば、タンチョウが代表的な鳥です。写真は、北海道の降りしきる雪の中で求愛のために舞うタンチョウです。

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●タンチョウは神?
タンチョウは、アイヌ語では、サルルンカムイ(ヨシ原にいる神)と呼ばれています。くちばしから首・翼の一部は黒色、頭頂部は赤色(羽毛ではなく、皮膚が露出している状態)、それ以外は白色です。タンチョウは、留鳥で、北海道東部の湿原(釧路湿原、風蓮湖周辺、霧多布湿原、別寒辺牛湿原など)、湖沼、河川などに生息しています。

●タンチョウが見られる場所
春・夏は繁殖や子育てに湿原を中心に活動し、秋の終わりごろから冬にかけて人里(釧路湿原周辺の鶴居村や釧路市阿寒町など)で越冬します。 2月、つがいのオスとメスが求愛のためのダンスをする姿を見られるようになります。3月頃、交尾のため繁殖地の湿原に戻っていきます。

●釧路市丹頂鶴自然公園
釧路市丹頂鶴自然公園(釧路市鶴丘112)は、釧路空港にほど近く、常時20羽前後のタンチョウが自然に近い環境で飼育されており、1年を通して鑑賞することができます。
◇入館料 大人470円
◇開館時間 9時〜18時(4月10日〜体育の日) 9時〜16時(体育の日の翌日〜4月9日)
◇休館日 年末年始
◇アクセス 阿寒バス定期路線バス 阿寒線



●一時は絶滅しかけたタンチョウ
タンチョウは、18世紀半ばまで北海道全域の湿地で繁殖し、越冬のため一部が関東を含む東日本へ渡っていたといわれています。江戸時代には、本州では捕獲が厳しく制限されていましたが、北海道では狩猟され、塩漬けにして本州などへ送られていました。明治の中期まで狩猟が続けられ、さらに、北海道開拓により道南や道央の湿原が水田などに変えられ、タンチョウは繁殖地を失っていきました。

その結果、タンチョウは19世紀の終わりから20世紀の前半にかけて、絶滅したのではないかと言われていました。1920年代に人が寄り付かなかった道東の湿原で数10羽のタンチョウが生き残っているのが再発見されました。1950年頃に阿寒の農家の人が、餌不足の冬に自家用のトウモロコシを給餌する活動を始め、冬の飢えが解消されたことで絶滅は回避されました。

●タンチョウは今でも給餌に頼っている
現在でも、冬期にタンチョウが採食できる凍らない水辺が少ないため、人里に飛来する個体のほとんどが給餌に依存して越冬しています。そうさせてしまったのは、私たち人間の活動。タンチョウが自然の環境で、野生の暮らしをする本来の姿へ戻すのも私たちの責務です。こうして生命のドラマが毎年繰り返されています。タンチョウの息吹あふれる美しい風景をぜひ見に行ってください。


■日本の冬の絶景 北海道の「青い池」


北海道美瑛町にある「青い池」です。青い池にカラマツなどの木が立ち枯れている様子が何とも神秘的な風景です。美瑛町在住の写真家ケント白石さんが撮影した写真が2012年にアップルのMacBook Proの壁紙に採用されて、口コミで一気に広がりました。

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●青い池のアクセス
青い池は、JR美瑛駅から約17km、白金温泉から2.5kmの場所にあります。美瑛駅から車で約25分、白金温泉からは車で約5分ですが、車の渋滞には注意が必要です。特に、5月GW、6月から9月の連休、お盆など土・日・祭日が混雑します。白金観光センターの駐車場に駐車し、そこから徒歩約3分です。
青い池の地図−びえい白金温泉観光組合



●冬期間は積雪のため閉鎖
青く見えるのは、十勝岳中腹を源とする硫黄沢川からアルミニウムを含んだ水が流れとしらひげの滝の麓を流れる美瑛川の水と混ざると目に見えないコロイドが生成されているためと言われています。残念ながら冬期間(積雪〜雪解けの春まで)は積雪のため閉鎖されています。写真は、初雪が池に降る10月下旬に撮影されたものです。
白金青い池 - 美瑛町観光協会




タグ:北海道
posted by MAYU at 00:14 | 日本 Japan | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする




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