春の京都観光・桜の絶景巡り〜京都人がおすすめする花見の名所 - グッとくる世界の絶景

2015年03月29日

春の京都観光・桜の絶景巡り〜京都人がおすすめする花見の名所


春の京都は、その美しい景観が桜や梅、椿などの花々に彩られて、より一層輝きを増します。その美しい絶景を一目見ようと世界中から人が訪れます。歴史ある社寺などの観光スポットはもちろん、普通に街中を歩いていても京町家の庭に立派な桜が咲いているなど、街中が春の彩り、桜色に染まります。平安神宮や円山公園、嵐山など大混雑する桜の名所では興ざめするという方へ京都に数ある花の名所の中から、特におすすめの春の花と桜の絶景を紹介します。
●目次 table of contents
@ 【桜】春の京都・醍醐寺 シダレザクラ(枝垂桜)の絶景
A 【桜】春の京都・平野神社 夜桜&珍種の桜の絶景
B 【桜】春の京都・法金剛院 待賢門院桜の絶景
C 【桜】春の京都・仁和寺 御室桜の絶景
D 【梅】春の京都・隨心院(小野梅園)はねずの梅の絶景
E 【椿】春の京都・地蔵院(椿寺) 五色八重散椿の絶景
F 春の京都 おすすめの桜の名所・桜の絶景まとめ
G 京都の桜 開花予想・開花情報2015
H 春の京都観光 春こそ食べたいおすすめグルメ



■京都・醍醐寺[世界遺産] シダレザクラ(枝垂桜)の絶景


●シダレザクラ(枝垂桜)
シダレザクラ(枝垂桜)は、枝がやわらかく枝垂れる桜の総称で、品種も様々です。他の桜よりもやや枝が細いので、イトザクラ(糸桜)ともよばれます。「京都府の花」に選定されているシダレザクラの美しさは春の京情緒そのものですので、シダレザクラの名所を一箇所は観光されることをおすすめします。シダレザクラの名所としては、祇園枝垂桜で知られる円山公園、京都御苑、平安神宮、醍醐寺などが有名です。

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●シダレザクラ(枝垂桜)の絶景
上の写真は、日本さくら名所100選に選定されている醍醐寺(霊宝館)のシダレザクラです。醍醐寺は、豊臣秀吉が慶長3年(1598年)に贅を尽くした「醍醐の花見」を行ったことで知られています。一山の総門から仁王門までの間を「桜の馬場」といい、春には道の両脇に植えられた桜並木をはじめ、シダレザクラ、京都市内最古といわれているソメイヨシノ、ヤマザクラなど約1,000本の桜が咲き誇ります。京都市街から少し離れており、境内が広いので、人で溢れる円山公園や平安神宮よりもおすすめです。
醍醐寺の桜−醍醐寺
【春】醍醐寺(「そうだ 京都、行こう。」2009年ポスター)
【春】醍醐寺(「そうだ 京都、行こう。」1995年桜篇ポスター)
2014桜の名所特集 醍醐寺(動画)

●醍醐寺の桜の見頃
例年3月下旬〜4月上旬。醍醐寺の桜は、3月末に花がほころび始め、4月には満開になります。ソメイヨシノは咲くのが遅めで、シダレザクラが散り始める頃に満開になります。桜の開花情報は、ソメイヨシノを標準としていますので、広大な枝ぶりとそこに付ける無数の花が美しい霊宝館のシダレザクラを見逃してしまわないように注意してください。

●歴史に残る花見 醍醐の花見
醍醐寺は、応仁の乱(1467年〜1477年)など相次ぐ戦乱で荒廃していましたが、その復興を援助したのが豊臣秀吉でした。秀吉は花見の宴のために、畿内4ヶ国から700本の桜を集めさせ、総門の桜の馬場から630mにわたり植えつけさえました。また、花見まで1ヶ月余しかないにもかかわらず、大名たちに命じて8つの茶屋・茶室を造らせました。さらに、花見の8日前に女房衆1,300人余の衣装3,900着(3度の衣装替え分)の調達を島津氏に命じ、歴史に残る盛大な花見の宴がくりひろげられました。

●豊太閤花見行列
4月の第2日曜日には、豊臣秀吉が行った「醍醐の花見」にちなみ、桃山時代の装束を身につけた約200人が境内を練り歩く「豊太閤花見行列」が開催されます。金堂前には、特設舞台が設置され雅楽、狂言、地元の少女による踊りなどが披露されます。十分見応えがありますので、おすすめです。
豊太閤花見行列(ほうたいこうはなみぎょうれつ)−醍醐寺

●醍醐寺の主な文化財
三宝院庭園(特別名勝)、金堂(国宝)、五重塔(国宝)、清滝宮拝殿(国宝)、薬師堂(国宝)

●醍醐寺の拝観時間・拝観料
・年中無休
・3月〜12月第1日曜日 9:00〜17:00
 12月第1日曜日の次の日〜2月末 9:00〜16:00
・拝観料600円(三宝院、伽藍、霊宝館、上醍醐はそれぞれ)

●醍醐寺へのアクセス・行き方
■電車(地下鉄)
 地下鉄東西線「醍醐駅」で下車 2番出口から東へ徒歩10分
■最寄バス停@「醍醐寺」
 京都駅八条口(ホテル京阪前の山急乗り場)から京阪バス(山急)乗車(約30分)、下車すぐ
■最寄バス停A「醍醐三宝院」
 JR山科駅1番乗り場から京阪バス22番、22A番に乗車(約20分)、下車すぐ

●醍醐寺周辺のおすすめ観光スポット
隨心院(梅の名所)、勧修寺
観光MAP山科・醍醐(観光地、ランチ、お土産)



■京都・平野神社 夜桜&珍種の桜の絶景


●平野神社の夜桜
京都の平野神社は、江戸時代以降は「平野の夜桜」として庶民にも親しまれ、京都で有数の花見の名所として親しまれてきました。昼間とは違った幻想的な雰囲気を味わうことができます。平野神社は、元々は奈良の平城京にあった田村後宮という皇后の御殿の中にありましたが、794年の平安京遷都で現在の地へ遷ってきました。遷都と同時に神社ごと遷ったのは平野神社だけだそうです。境内には、江戸時代初期に再建された重要文化財の社殿を中心に京都御所から移築した御門や社務所などがあります。

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●珍種の桜の絶景スポット
平野神社の境内には約50品種400本の桜があり、3月中旬の桃桜や河津桜を皮切りに次々と開化します。遅咲きの品種は4月20日頃に咲くので、1ヶ月以上にわたり桜を鑑賞できます。平野神社は、珍種の桜が見られることでも有名です。魁(さきがけ)、寝覚(ねざめ)、胡蝶、嵐山、虎の尾、平野妹背(ひらのいもせ)、御衣黄(ぎょいこう)、松月(しょうげつ)、手弱女(たおやめ)、突羽根(つくばね)の10品種が見られます。

●平野神社の桜の見頃
例年3月中旬〜4月下旬。ライトアップは、例年3月25日〜4月20日ごろです。平野神社の桜は、平安時代中ごろ、花山天皇(かざんてんのう)により、境内に数千本の桜を植えたのが起源とされています。4月10日には桜花祭が行われます。桜花祭は、寛和元年(985年)4月10日に平野臨時祭として、花山天皇により臨時の勅祭が行われたのが始まりです。午前の神事に続き、午後は騎馬や織姫達の神幸列が氏子地域に繰り出し、氏子の住んでいる町内を練り歩きます。

●平野神社の主な文化財
本殿(重要文化財)

●平野神社の拝観時間・拝観料
・年中無休
・6:00〜17:00
・拝観料無料

●平野神社へのアクセス・行き方
平野神社では、四柱の神様がお祀りされており、それぞれの神様を総合して「平野皇大神(ひらのすめおおかみ)」と呼ばれています。「皇大神」は神様の中でも最も位が高く、全国でも伊勢神宮など5つの神社しかなく、大変格式の高い神様です。
■最寄バス停
京都市バス「衣笠校前」下車 北へ徒歩3分
■最寄鉄道駅
嵐電北野線「北野白梅町」駅 北へ徒歩10分

●平野神社周辺のおすすめ観光スポット
北野天満宮、金閣寺
観光MAPきぬかけの路(観光地、ランチ、お土産)
観光MAP北野天満宮〜二条城(観光地、ランチ、お土産)
クリケット(おすすめのフルーツパーラー)



■京都・法金剛院 待賢門院桜の絶景


●待賢門院桜
京都の法金剛院(ほうこんごういん)に紫がかった濃い紅色(ほぼ紫)の花をつける待賢門院桜と呼ばれる美しい桜があります。法金剛院を復興した待賢門院(鳥羽上皇の中宮・藤原璋子)にちなんでこの名が付けられました。ベニシダレ(紅枝垂)の変種で、絶世の美女と称えられた待賢門院にふさわしい気品のある一重の桜です。京都の写真家として活躍する水野克比古氏が絶賛されている穴場の名所です。

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●待賢門院桜の絶景
法金剛院は、「ハスの寺」として有名で、「関西花の寺二十五ヵ所」の寺のひとつです。4月は境内のいたる所で桜が咲き乱れ、極楽浄土をイメージして造られた池泉回遊式の庭園に咲く待賢門院ゆかりの待賢門院桜はひときわ艶やかです。平安末期の浄土式庭園の遺構で日本最古の人工の滝とされる「青女の滝」とその背後に広がる五位山は、特別名勝に指定されています。美しい庭園は僧侶で歌人の西行の歌にも詠まれました。

●待賢門院の波乱に満ちた生涯
待賢門院(1101〜1145)は、鳥羽天皇の寵愛を受け、後の崇徳天皇や後白河天皇を出産しました。しかし、院政を布いていた養父の白川法皇が1129年に崩御すると運命が一変し、鳥羽上皇が側妃の藤原得子(美福門院)を寵愛するようになり、1142年に鳥羽上皇は美福門院との間にできた皇子を崇徳天皇に代わって即位(近衛天皇)させました。後ろ盾を失った待賢門院は、同年に出家して法金剛院へ下り、余生を過ごしました。
第13番 法金剛院 − 関西花の寺二十五カ所公式ウェブサイト
法金剛院 - Wikipedia
藤原璋子(待賢門院) - Wikipedia

●法金剛院の桜の見頃
例年4月上旬〜中旬。庭園は、年中花が絶えることなく、6月上旬〜中旬はハナショウブ(花菖蒲)、アジサイ(紫陽花)、7月上旬〜8月中旬はハス(蓮)、紅葉、冬はセンリョウ(千両)やマンリョウ(万両)の花で彩られます。

●法金剛院の主な文化財
青女滝・五位山(特別名勝)

●法金剛院の拝観時間・拝観料
・年中無休
・9:00〜16:00(ハスの花期は7:00〜)
・拝観料500円

●法金剛院へのアクセス・行き方
■電車
 JR嵯峨野線「花園駅」徒歩3分
■最寄バス停
 京都市バス「花園扇野町」下車 徒歩約2分

●法金剛院周辺のおすすめ観光スポット
妙心寺、仁和寺
観光MAPきぬかけの路(観光地、ランチ、お土産)



■京都・仁和寺[世界遺産] 御室桜の絶景


●御室桜(おむろざくら)
御室桜は遅咲きの里桜で、満開は例年4月20日過ぎと遅く、京都で桜シーズンの最後を飾ります。背丈が2mから3mほどと低いのが特質です。大正13年に国の名勝に指定されました。現在の御室桜は、元禄9年(1696年)の伽藍再建の際に植えられたもので、約200株あります。花が一重咲きの株と八重咲きの株があり、八重咲きの株を八重御室有明と呼ぶこともあります。

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●御室桜(おむろざくら)の絶景
御室桜で有名な仁和寺は、真言宗御室派の総本山です。出家後の宇多法皇が住したことから、「御室御所」(おむろごしょ)と称されていました。境内正面の奥に、御室桜の林があります。その背の低さから「わたしゃお多福 御室の桜 鼻が低くても 人が好く」と詠われ、「お多福桜」とも呼ばれています。奥に見えている建物は、寛永21年(1644年)に建立された重要文化財の五重塔です。東寺の五重塔と同様に、上層から下層にかけて各層の幅にあまり差が見られない姿が特徴的です。
御室桜について−仁和寺
【春】仁和寺(「そうだ 京都、行こう。」2010年ポスター)

●御室桜の見頃
例年4月上旬〜中旬。仁和寺の公式サイトでは、過去数年の御室桜開花状況(開花、三分、五分、七分、満開、散初、落花)を公開されていますので、満開を狙って行かれる方は要チェックです。

●揚道桜(ようどうざくら)
遅咲きの御室桜の中で最も遅い4月中旬から下旬に花を咲かせる通称「泣き桜」と呼ばれる桜があります。仁和寺境内にも1本しかないという大変珍しい桜で、仁和寺以外では育てられていないと推測され、新品種の可能性があるとされています。第四十九世門跡の南揚道門跡在任時の発見であることから、仁和寺は「揚道桜(ようどうざくら)」と命名することを検討しています。

●仁和寺の主な文化財
金堂(国宝)、五重塔、観音堂、中門、二王門、鐘楼、経蔵、御影堂、御影堂中門、九所明神本殿、本坊表門、遼廓亭、飛濤亭(重要文化財)

●仁和寺 京都春季非公開文化財特別公開(4/26〜5/6)
金堂 (国宝)、本尊阿弥陀三尊像、経蔵(重要文化財)、他

●仁和寺の拝観時間・拝観料
・年中無休
・3〜11月 9:00〜17:00
 12〜2月 9:00〜16:30
・拝観料500円(御殿)、伽藍特別入山料500円(御室桜の時季)

●仁和寺へのアクセス・行き方
仁和寺は、平成6年に「古都京都の文化財」として、ユネスコの世界遺産に登録されています。御室桜が満開になると、京都の春も終わるといわれます。御室桜は、日本さくら名所100選に選定されています。 
■最寄鉄道駅
 嵐電北野線「御室仁和寺駅」から北へすぐ
■最寄バス停
 市バス又は西日本JRバス「御室仁和寺」下車すぐ

●仁和寺周辺のおすすめ観光スポット
龍安寺、妙心寺
観光MAPきぬかけの路(観光地、ランチ、お土産)



■京都・隨心院(小野梅園) はねずの梅の絶景


●はねずの梅
京都には梅の名所が数多くありますが、隨心院小野梅園は、北野天満宮や梅宮神社などと並び絶好の観梅スポットとして知られています。隨心院は、歌人・小野小町ゆかりの寺で、小野氏の一族が栄えた小野の地にあります。隨心院には、「はねずの梅」と呼ばれる遅咲きの八重咲きの紅梅があります。「はねず」とは薄紅色という意味の古語で、隨心院の梅は古くからこの名で親しまれてきました。

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●はねずの梅の絶景
はねずの梅の薄い紅は気品を漂わせ、一帯をあでやかに染め上げます。小野小町は、宮廷に仕えた後に晩年は小野で過ごしたとされ、はねずの梅の咲く頃に隨心院の辺りで子供達と遊んで過ごしたという伝承があります。はねずの梅が咲き乱れる3月の最終日曜には、梅園前の特設舞台で、小野小町と深草少将との恋物語(百夜通い)を題材にした「はねず踊り」が公演されます。

●はねずの梅の見頃
小野梅園には、約230本の山紅梅、白梅、薄紅梅など多様な品種の梅があり、2月末から咲き始めます。はねずの梅(遅咲きの八重咲きの紅梅)は例年3月上旬ごろに開花し、3月中旬から見頃となります。3月後半の桜の蕾がほころぶ頃に満開になります。

●隨心院の拝観時間・拝観料
・年中無休(行事による拝観停止あり)
・9:00〜16:30
・拝観料400円

●隨心院へのアクセス・行き方
■電車(地下鉄)
 地下鉄東西線「小野駅」で下車 徒歩5分
■最寄バス停「小野」
 京阪バス「小野」で下車 徒歩約1分

●隨心院周辺のおすすめ観光スポット
醍醐寺、勧修寺
観光MAP山科・醍醐(観光地、ランチ、お土産)



■京都・地蔵院(椿寺) 五色八重散椿の絶景


●ツバキ(椿)
椿は、平安時代は、宮廷や貴族の間で高貴な花、聖なる花木として扱われ、献上花、宮中行事、衣装、調度にも椿が使われていました。鎌倉時代から室町時代にかけては、茶の湯の流行とともに主に観賞用として愛され、「茶花の女王」の異名を持ちます。江戸時代には将軍、大名、京都の公家などが園芸を好んだことから、庶民の間でも大いに流行し、多くの品種が作られました。

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●五色八重散椿の絶景
椿の名所として知られる地蔵院は、椿寺とも呼ばれます。ここには、「五色八重散椿」と呼ばれる八重の椿があり、1つの木から白、赤、ピンク、白と赤の絞りなどの八重の花が咲きます。散りぎわもまた美しく、花びらがひとひらずつ散ります。この椿は、豊臣秀吉の朝鮮侵略の際に、加藤清正が朝鮮から持ち帰り、豊臣秀吉に献上したものを、秀吉が北野大茶会のときに献上したとされる椿の第二世です。正岡子規が「椿寺の椿の花は散りてこそ」とよんだ樹齢400年の第一世は、昭和58年春に惜しくも枯れてしまいました。

●地蔵院(椿寺)の五色八重散椿の見頃
五色八重散椿は、3月末頃から咲き出し、4月10日前後に見頃を迎えます。本堂前の樹齢120年の第二世以外にも、第一世のあった中庭では、樹齢30年ほどの若い第二世たちが、たくさん花を咲かせます。そして、散りぎわには、他の椿と違い、花ごと落ちるのではなく、花びらが一片ずつはらはらと散ります。緑の苔の上に花びらが散り落ちた様子は、何とも言えない絶景となります。
地蔵院(Facebook)
椿寺だより

●地蔵院(椿寺)の拝観時間・拝観料
・年中無休
・9:00〜16:00
・拝観料無料

●地蔵院(椿寺)へのアクセス・行き方
■電車(京福電鉄)
 京福電鉄北野線「北野白梅町」で下車 南へ徒歩3分
■最寄バス停「北野白梅町」
 京都市バス「北野白梅町」で下車 南へ徒歩2分

●地蔵院(椿寺)周辺のおすすめ観光スポット
北野天満宮、平野神社、金閣寺
観光MAPきぬかけの路(観光地、ランチ、お土産)
観光MAP北野天満宮〜二条城(観光地、ランチ、お土産)



■春の京都 おすすめの桜の名所・桜の絶景まとめ


人気の観光スポットが、桜の名所であるとは限りません。例えば、金閣寺は桜の名所とは呼ばれません。京都には桜の名所がたくさんありますので、行き先を決めるのに悩まれると思います。人気ランキングは基準があやふやなのであてになりません。そこで、京都のおすすめの桜の名所を定番から穴場まで分かりやすく分類してみました。気になる桜の名所がここになくてもあまり気にしないでください。


●王道の桜の名所
円山公園(祇園枝垂桜)、平安神宮(ヤエベニシダレ)、醍醐寺(シダレザクラ)、嵐山
桜の花見で京都を観光するなら、一度は訪れておきたい京都の代表的な桜の名所です。平日・休日を問わず大混雑しますので、人混みに耐えられる方におすすめします。祇園枝垂桜は多くの文学作品に描かれた桜の2代目です。文豪・谷崎潤一郎は、「細雪」の中で平安神宮の神苑の桜が洛中で最も美しいと言っています。円山公園と嵐山は、地元民がレジャーシートを敷いてお花見する憩いの場でもあります。

●桜並木の名所
鴨川、哲学の道(関雪桜)、岡崎疏水(十石舟)、琵琶湖疏水、インクライン
散歩道をのんびりと歩きながら桜を楽しみたい方におすすめの名所です。鴨川沿いにはベンチが多数設置されていますので、歩き疲れたら休憩したり、お弁当を食べたりできます。有名な哲学の道は、道幅が狭いので、所々渋滞します。船から疎水沿いの桜を楽しむ「岡崎桜回廊十石舟めぐり」は、満席が予想されるので早めの予約がおすすめです。

●庭園と桜の名所
龍安寺、高台寺、旧嵯峨御所大覚寺門跡、元離宮二条城(ヤエベニシダレ)、天龍寺
京都のおすすめ観光スポットとして欠かせないのは、四季を通じて美しい寺院の庭園です。名庭園×桜は、春の京都では最強タッグです。世界遺産の龍安寺(方丈庭園)、元離宮二条城(二之丸庭園)、天龍寺の各庭は、国の特別名勝に指定されている名庭園です。

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▲【世界遺産】龍安寺方丈庭園(石庭)

●地元民憩いの桜の名所
京都御苑(左近の桜、御車返しの桜)、京都府立植物園
地元民がレジャーシートを敷いてお花見する憩いの場で同じように花見を楽しみたい方におすすめの名所です。京都御苑内には約1,100本の桜があり、3月下旬から4月上旬にかけてシダレザクラ、ヤマザクラ、4月中旬にはサトザクラ、ヤエベニシダレ、4月下旬にはカスミザクラが見頃になります。京都府立植物園には約100品種・450本の桜があり、糸括(いとくくり)などの珍種も見ることができます。
2014桜の名所特集 京都御苑(動画)

●名木・古くからの桜の名所
平野神社(魁、寝覚、平野妹背他)、車折神社(溪仙桜)、仁和寺(御室桜)、法金剛院(待賢門院桜)、千本釈迦堂(阿亀桜)、六角堂(御幸桜)、地主神社(地主桜)、東寺(不二桜)毘沙門堂(般若桜)
古くから桜の名所として知られている寺社や名前が付けられた桜がを見たい方におすすめの名所です。和歌や古い文献に登場する名所もあり、歴史を感じられます。平野神社や車折神社では、珍種の桜を見ることができます。
2014桜の名所特集 車折神社(動画)

●街並みと桜の絶景
高瀬川、祇園白川
街中で京都らしい風情を感じたい方におすすめの桜の名所です。高瀬川「一之船入」は、船と桜、川の流れが大変美しい、風情漂う絶景です。祇園白川は、石畳に京町家が並ぶ通り沿いのシダレザクラの並木が美しく、夜はライトアップされます。花街を歩く舞妓さんや芸妓さんに出会うこともあります。

祇園白川
▲祇園白川(写真:Amadeusの京都のおすすめ

●ライトアップで楽しむ夜桜の絶景
清水寺、高台寺、東寺、平野神社、平安神宮、元離宮二条城、嵐山、京都府立植物園、大石神社
ライトアップで妖艶な美しさを放つ桜を見たい方におすすめの名所です。円山公園もライトアップされますが、花見の宴会で騒がしいです。この他、岡崎疎水の「岡崎桜回廊十石舟めぐり」は夜8時30分まで運航されます。大石神社は、忠臣蔵の大石内蔵助(大石良雄)をご祭神として隠棲の地に創建された神社で、神木のシダレザクラは大石桜として親しまれています。
清水寺ライトアップ(動画)

●鉄道で楽しむ桜の絶景
嵯峨野観光線(トロッコ列車)、京福電気鉄道北野線(桜のトンネル)、叡山電車(展望列車「きらら」)
列車の車窓から見る桜もまたおすすめです。トロッコ列車で人気の嵯峨野観光線は、全席指定席です。予約の切符はJR西日本の「みどりの窓口」や全国の主な旅行会社で買えますので、早めの購入がおすすめです。当日券はトロッコ列車各駅でも販売していますが、桜の時期は予約で満席になります。嵐電(らんでん)の愛称で親しまれている京福電気鉄道は、鳴滝駅〜宇多野駅間の桜並木「桜のトンネル」では速度を落として運転されます。

京福電気鉄道
▲京福電気鉄道 桜のトンネル(写真:Wikipedia)

●山あいの桜の名所
鞍馬寺(雲珠桜)、原谷苑(シダレザクラ)、勝持寺(西行桜)、善峯寺(シダレザクラ)
京都市内中心部から少し離れた場所で静かに桜を楽しみたい方におすすめの名所です。鞍馬寺は、古くから桜の名所として知られ、平安時代の公家・歌人の藤原定頼(権中納言定頼)は「これやこの音にききつる雲珠桜 鞍馬の山に咲けるなるべし」と詠みました。勝持寺は、花の寺とも呼ばれ、平安末期の僧侶・西行はこの寺で出家して草庵を結び、桜に関する和歌を数多く残したと伝わっています。

●京都通の桜の名所
佐野籐右衛門邸(植藤造園)、京都府庁旧本館(容保桜、祇園枝垂桜)
観光客にはあまり知られていない穴場で桜を楽しみたい方におすすめの名所です。佐野籐右衛門邸は、江戸時代より植木を手がける16代目藤右衛門の私邸。桜守として全国的に有名な造園家で、円山公園の祇園枝垂桜など内外の桜を育成されています。重要文化財に指定されている京都府庁旧本館中庭には、佐野藤右衛門氏が容保桜(かたもりざくら)と命名した大島桜と山桜の特徴を持つ珍しい桜があります。中庭中央の祇園枝垂桜(円山公園の初代桜の孫)は氏によって植えられました。土曜日、日曜日、祝日は見学できません。

●京都郊外の桜の名所
淀水路(カワヅザクラ)
郊外にもおすすめの桜の名所が点在しています。京都市伏見区の「淀水路」沿いには、早咲きのカワヅザクラ(河津桜)153本が植えられています。
2014桜の名所特集 淀の河津桜(動画)

●京都の桜の標準木
元離宮二条城(ソメイヨシノ)
元離宮二条城にあるソメイヨシノが花を数輪咲かせると京都の桜の開花が宣言がされます。

●京都の桜の名所を地図から探す
京都桜開花情報−そうだ 京都、行こう。
京都桜特集2014−ほっこり京都生活
おけいはん、とっておきの桜(京阪沿線)
京都さくらマップ2014(京都市発行のフリーペーパー)

●京都・桜の絶景の感動を写真で味わう
「京都写真」の第一人者・水野 克比古さんの写真
京都桜名所 (Suiko books (119))
京都桜案内 (SUIKO BOOKS 147)
また会いたくなる 京の桜 (京都を愉しむ)


■京都の桜 開花予想・開花情報2015


●京都の桜 過去の開花日・満開日(ソメイヨシノ)
◇気象庁発表
 平年値 開花日3月28日 満開日4月 5日
 2014年 開花日3月27日 満開日4月 2日
 2013年 開花日3月22日 満開日3月30日
 2012年 開花日4月 3日 満開日4月 9日
 2011年 開花日3月28日 満開日4月 7日

●京都の桜 開花・満開情報
京都の桜の開花・満開情報は、更新頻度の高いサイトでチェックしてください。
京都の桜情報−京都新聞
京都桜開花情報−そうだ 京都、行こう。
桜だより−京都観光Navi(京都市産業観光局観光MICE推進室)
京の桜日記(KBS京都)

●桜の品種
桜の品種を知っておくと、もっと桜を楽しめます。
桜図鑑−日本花の会(380種の桜の情報)


■春の京都観光2015 おすすめ観光イベント


●春の京都観光2015 注目イベント
京都・東山花灯路2015(3月6日〜15日)
◇きものクラシックコンサート(3月21日・要申込・きもの姿で無料)
平安神宮 紅しだれコンサート 2015(4月10日〜4月13日)
平成26年度 京都春季非公開文化財特別公開(4月29日〜5月10日)
琳派400年記念祭


■春の京都観光 春こそ食べたいおすすめグルメ


京都では、料理においても季節が大切にされています。旬の素材の良さを最大限に活かしたグルメが楽しめます。京都ならではの「春の味」を一挙紹介します。

●京たけのこ
京都は、古くからのたけのこの名産地で、約300年の歴史を持つ春の味覚の代表選手です。ブランド京野菜の京たけのこは、皮が白く、中身は軟らかく、えぐみがなく甘味があるのが特徴です。3月〜5月に収穫されます。おすすめ料理は、わかめと煮た若竹煮です。京たけのこの特味を生かした代表的な料理です。他にも木の芽和え、てんぷら、刺し身など幅広く楽しめます。

●てんぷら
春は種類が豊富で美味しい山菜がおすすめです。芽吹き、ふきのとう、花菜(はなな)、たらの芽、雁足(がんそく)、新じゃが、たけのこなど、季節ならではの素材で春の訪れを感じることができます。
あっさりサクサク!京都の天ぷら‐そうだ 京都、行こう。

●桜餅
春の京都に欠かせない桜餅は、江戸時代に桜の名所・隅田川で名物菓子となり、京都や大阪に伝えられました。現在、関東では小麦粉生地、関西ではもち米を使った道明寺生地で主に作られています。桜餅はなぜ葉で包まれているかご存知でしょうか。塩漬けによって抗菌作用のあるマクリンという成分が生成され、独特な芳香を生みます。また、葉で包むことで餅の乾燥も防いでいます。京都らしい風情ある桜餅をおすすめします。
桜餅図鑑−そうだ 京都、行こう。

●花見弁当
花見の時期に合わせて京都の百貨店や主要ホテルでは、老舗料亭をはじめとする京の名店の花見弁当が販売されます。たけのこやわらび、鰆など旬の素材がふんだんに使われ、春の彩りに満ちた美しいお弁当がそろいます。桜色の京都で、春の多彩な味が詰め込まれた京都らしい味わいを楽しめます。早々に売り切れることもありますので、予約をおすすめします。

●宇治茶
京都の宇治周辺は、古くからのお茶の産地です。宇治茶は高級ブランドとして知られています。春は新茶の収穫時期で、4月下旬から5月上旬頃に新茶が楽しめるようになります。宇治茶は高級品の栽培が中心で、生産量は国内産のわずか3%にすぎません。少量・高品質のお茶づくりに徹した宇治茶はおすすめです。茶団子や抹茶のロールケーキなどのスイーツも人気があります。
お茶なび‐宇治茶の魅力情報発信プラットフォーム
京都宇治土産.com(宇治商工会議所)



■春の京都観光2015 知っていれば役に立つ観光情報


●春の京都のホテル・旅館宿泊予約
京都市内では、観光の繁忙期に宿泊施設が不足しており、日帰りや京都市外に宿泊される方が多くなっています。春は3月から混雑しますので、希望どおりのホテルやエリアに宿泊したい場合は、早めの宿泊予約がおすすめです。また、2013年に外国人宿泊客数が年間100万人を突破しており、今後は益々宿泊予約を早めに行う外国人観光客とも競争になります。

●春の京都への修学旅行
京都市を訪れる修学旅行生は約110万人で、修学旅行生の約3人に1人が京都へ来ている計算になります。1月から3月までは少ないですが、春は新学期の4月から一気に増加し始め、5月〜6月に修学旅行のピークを迎えます。7〜8月の夏休み期間中は少なく、秋は春ほどではありませんが9月から12月にかけて多くなります。

●春の京都観光2015 知っていればお得な観光情報
市バス専用一日乗車券カード(500円)(PDF)
市バス 岡崎・東山・梅小路Express号(土曜・休日のみ運行)
KYOTO_WiFi(無料で利用できる全国一の自治体無線LAN)
京都きものパスポート(きものを着て観光するとお得)

●観光バスで桜の名所を観光
春の京都の観光スポットを巡ってくれる便利な観光バスです。京都観光が初めての方や久しぶりの方におすすめです。予約制ですが、空席があれば発車時刻直前まで乗車券を購入できます。
桜観賞コース−京都定期観光バス

●観光タクシーで桜の名所を観光
観光・貸切タクシーなら渋滞を回避して効率良く観光スポットを回れます。交通費の節約よりも時間を重視して観光されたい方におすすめです。
京都観光タクシープラン(ヤサカグループ)
MK観光タクシー(MKグループ)
観光・貸切タクシー(都タクシー)
観光タクシー一覧(京都市観光協会)


posted by MAYU at 23:15 | 日本 Japan | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする




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